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およそ3000点もの貴重な芸術作品を展示した"人が通れる金庫室"/
10部屋1200 m2
から成る王室宝物館 / 時間指定入館券での特別鑑賞/インターネットで前売り券発売中 / 新しい緑の丸天井には引き続き1000点の傑作
/ 2006年9月15日から再開
宝飾品収集、それはまさに世界中すべての諸侯にとって最愛の趣味でした。たいてい城には宝物庫が隠され、厚い壁で囲まれた暗い地下の一室の中は、ごく僅かの選ばれた者だけが見ることを許されていました。
ザクセンの選帝侯アウグスト二世は(1670
- 1733)ドレスデンを全ヨーロッパの中で輝かしい宮廷にするだけでなく、彼の宝物庫もまた他の諸侯が集めたものを凌駕することを夢見たのです。
ドレスデン宝物館の歴史
何十年もかけ王は計り知れない宝飾品を集めました。宝石・金銀細工の名品、琥珀・象牙からできた貴重な工芸品、宝石仕立ての器、見事なブロンズ彫刻、さんご礁・南洋貝といった異国情緒たっぷりのオブジェ。しかしこれらの作品を多くの人に見てもらえないのは、大変残念なことです。
そこで強王はドレスデン城の展示部屋の二階下にあたる地階で、宝飾品を公開しました。そこは当初"秘密の禁固部屋"でしたが、一部が緑色に塗られた丸天井であったことから"緑の丸天井"という名前が付けられました。強王は新しい時代初期の"美術博物館擁護者"の一人と見なされ、芸術品コレクションを、絵画・陶磁器・学術的機器など分野に分け、管理させました。
アウグスト強王の死後、戦争、略奪、1945年の城の崩壊を経て、緑の丸天井のコレクションは、1945年から1958年までソ連へ持ち去られます。そして2000年まで、コレクションのごく一部がアルベルティヌムに展示されました。
こうした歴史を経て、宝飾品はようやく本来あった場所、ドレスデン城に舞い戻ってきたのです。
一つのコレクションで二つの異なった展示会
2004年9月に移転第一段階として西翼二階で、一部の宝飾品が公開されました。現代的な装いの中で、ヨハン・メルヒオル・ディングリンガー制作の「ムガール帝国皇帝の宮廷」や金のコーヒーセット、"186の頭"を彫ったさくらんぼの種、巨大な象牙で作られた帆船や、個性豊かな真珠人形、そして世界一大きな緑のダイヤモンドなど、1000点余りの名作が世界でも比類ない貴重な宝物館に展示されました。そして、現在この展示会は"新しい緑の丸天井"として、多くの人々の目を楽しませています。2004年だけで、およそ80万人もの人がそこを訪れました。
2006年9月15日に「ドレスデン市生誕800年記念祭」を機に、"歴史的な緑の丸天井"が、かつてアウグスト強王の宝物庫があり、その名の由来となった西翼地階の丸天井部屋で一般公開されました。この二つの宝物館によりドレスデンは、ロンドンのロンドン塔、パリのルーブル美術館、センクトペテルブルグのエルミタージュ美術館と並び世界中で最も輝かしく印象深い宝物館を手にしました。
バロック時代の総合芸術作品としての歴史的な緑の丸天井
宝物館は、当時アウグスト強王が訪問客にコレクションを誇らしげに見せた元の部屋に再び蘇りました。そして今なお訪れる人は、バロックの総合芸術作品のあまりの豪華さに、息を呑むことでしょう。
およそ100人の修復専門家、彫刻家、画家、職人たちが昔の写真やモデルを手がかりに展示室を再現しました。その際、長く忘れられていた手作業の技術を新たに習得しなくてはなりませんでした。例えば大きなクリスタル鏡におけるバロック時代の金属性背景彩色は、壁の外装で表現しました。宮廷塗装工クリスティアン・ライノヴによる色彩は現代の技術を駆使し分析され、大理石のプレートのように見せる作業には90以上の色調を混ぜ合わせ成功しました。
最終的に4,160万ユーロが現代的緑の丸天井と、歴史的緑の丸天井の再建・修復作業にあてられ、歴史的緑の丸天井にある壁の再建だけで、1,230万ユーロものコストがかりました。
再開より、すでに何千人もの来館者は、他に類を見ない展示構成により、およそ3000点もの宝石、金銀細工、琥珀や象牙を使った工芸品や宝石仕立ての器が、すばらしい展示コンセプトで展示されていることに驚き目を見はります。ほこり除去と安全性を兼ね備えた門を通ると、鑑賞者はいよいよ"人が入れる金庫室"に足を踏み入れます。歴史的な展示室では、貴重な芸術作品は、ガラスケースの中ではなく、展示壁にある支柱と豪華なテーブルに陳列されます。鑑賞者を価値の高い展示品から隔てるのは、なんと柵だけなのです。
"歴史的な緑の丸天井"は、将来的には10の部屋から構成されます。それらは、丸天井の前部屋、琥珀部屋、象牙部屋、白銀部屋、銀の金メッキ部屋、装身具ホール、紋章部屋、宝石部屋、ブロンズ部屋、そしてルネッサンスブロンズ部屋です。
この展示会の最高の見所の一つは、ダイヤモンド、ブリリアントカット・ダイヤモンドとルビーなどの高価な宝石で仕立てられた、装飾家メルヒオル・ディングリンガー、彫刻家バルタザール・ペルモーザーによる「黒人の男」です。
最適なチケット購入情報
歴史的な緑の丸天井は、一時間に最高100人までしか入館が許されていないため、見学には時間指定つき入館券が必要です。前売り券の発売はドレスデン市観光局で承っております。ご希望の方はインターネット以下のアドレスで、 www.dresden-tourist.de 1回の指定時間につき10枚まで入館券を買うことができます。チケットはご自分でその場ですぐに印刷することができます。入館時間は、火曜を除く午前10時から午後6時までの、半時間おきとなっております。旅行業界の方は、残りのチケット状況により、半時間につき30枚まで、以下のサイトで予約が可能です。museum@dresden-tourist.de すべてのチケットは時間指定付きで、11,5ユーロ(前売り手数料込み)です。チケットの取り消し、時間・日付変更はできません。商業的な転売には事前の許可証が必要になります。鑑賞には、英語、ドイツ語、イタリア語のオーディオガイドがございます。その他の言語は、今年中にできる予定です。
200枚まで、割り当てられた当日入館券が、宝物館チケット窓口で当日分のみお買い求めいただけます。
歴史的な緑の丸天井は、個人のお客様を対象にしておりますが、新しい緑の丸天井は、団体のお客様にもごゆっくり鑑賞していただけ、歴史的緑の丸天井の脇で、衰えることなく更なる魅力を発揮し続けます。この無期限の常設展示は、火曜を除く、10時から18時まで、チケット売り場にて時間の制限がない普通のチケットで入館いただけます。ドレスデンシティーカード、またはレギオカードをお持ちの方は、新しい宝物館と、その他の国立美術館が入館無料です。歴史的宝物館のチケットは他の美術館でご使用なれません。